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投資

2016年10月 7日 (金)

勝間和代『お金は銀行に預けるな』

点検読書238

副題は「金融リテラシーの基本と実践」
光文社新書(2007年11月20日)刊


投資


日本人の多くは、お金というものを自分の労働で稼ぐものという固定観念をもってしまっている。そのために、他の先進国に比べて労働時間が多く、男性の家事・育児時間が短く、女性の社会進出を阻んでいる。自分のお金を労働以外で稼いでくるという考えが浸透することにより、人々のワークバランスはより向上する。そのためにも、金利の低い銀行に預けるのではなく、リスクを取りながらもより高い金利でお金を投資・運用する知識が必要である。


4部構成

1:金融リテラシーの必要性(第1章)

2:金融商品の種類(定期預金と国債、株、為替、不動産、投資信託、生命保険、コモディティ、デリバティブ 第2章)

3:実践編(第3章)

4:金融知識と社会(第4章)

コメント
 勝間和代さんといえば、「起きていることはすべて正しい」と全肯定する一方で、岡田斗司夫さんに「断る力」を発揮したり参照、「やせる!」と宣言したりと忙しい人だな、と本屋の背表紙をみて思ってましたが、彼女の単著を読むのは初めてです。共著は、以前、宮崎哲弥さんと飯田泰之さんの『日本経済復活 一番かんたんな方法』を読んでいましたが、これは飯田さんの本であって、勝間さんは聞き手といった感じで、特に印象が残っておりませんでした。

 本書ですが、投資を始めるのに一番最初に読む本だったかな、という感想が浮かびました。本書によれば、素人が手を出していいのは、インデックス型の投資信託やETFだけで、株をやるというのは、素人がお札を持って鉄火場に赴くようなもので、おすすめできない、といいます。現に、個人投資家が持ち続けた株は5%しか上がらないのに、売った株は11・6%も値上がりするというデータまであるというのです(75頁)。たしかに、私のような素人投資家には「よくあること」という思いがあります。

 こうして月4万円程度のインデックス型の投資信託をしつつ、勉強していって、アクティブファンドや株などの他のものにも手を出していくというのが正攻法らしいのです。その手を出すというのも、あくまで趣味の範囲として、儲からないことを織り込んでやるようにするというのが、本書の主張です。

 こうした考え方は、山崎元・水瀬ケンイチ『ほったらかし投資術』や山崎元『お金の運用術』で知っておりました。現に実践しております。しかし、これらの本よりも本書の方が先なのですね

 それに加えて、本書が説得力を持つのは、ワークバランスという概念を持ち出して、仕事とプライベートな生活、とりわけ家族との関係を両立させる方法としての金融リテラシーの必要性を訴えていることでしょう。つまり、お金を稼ぐということを自分の時間を使って労働するしかないと考えてしまうと、どうしても労働時間が長くなり、家族と過ごす時間が少なくなります。そうすると家族との関係がどうしてもギクシャクしてきます。最初は、親愛によって結び付けられた共同体も、家族との関係に時間が取れていないと、金によって結び付けられた利益共同体へと変貌してしまいます。お金を稼いでいる分には、それは安定した場所かもしれませんが、失業等で給料がなくなると、とたんに金の切れ目が円の切れ目で崩壊の一途をたどることになります

 これを防ぐためにも、自分で稼ぐという労働観から他の人に稼いでもらったものから利益を得るようにして、合計すれば自分が必要とする所得を得られるようにできる投資という方法が必要となります。そしてまた、その投資は無理なく、安定的な利益が出るようにしなければなりません。株だけで稼ごうとしても上記のように、個人投資家はどうしてもプロには勝てません。勝つ人もいますが、それはじゃんけんで一位を取るようなもので、条件が変われば勝てないのです。とりわけ、チャート分析に時間をかけるテクニカル分析には、ほとんど学問的裏付けはなく、個人投資家の中では負けが多いそうです(ファンダメンタルズ分析の方が成績は良いらしい)。

 そうすると、自分の時間をとることができて、プロを雇って投資してもらう投資信託が最も効率が良い、とします。しかし、注意すべきは、投資信託の相談は金融機関に任せずに、自分で選んだ方が良いとのこと。そのためにも金融リテラシーが必要となるのです。

 先にも書きましたが、私はすでに少額のETF購入を毎月やっておりまして、たしかに何を買うか悩む必要がない上に、少額で負担になりません。その上、月の株価の浮き沈みに対応して買っているので、大負けすることがない上に、5月の一番低いときから始めたので、良い調子です。今のところ、気分良くやっていますが、いかんせん少額ですから利益が少ないのが、不満といえば不満です。でもまぁ、本書が想定するのは大卒ルーキーが定年後まで4万円の投資をし続ければ、4%の金利だったとしても60歳には4339万円になる(元本は1872万円)ということを述べています。これだけあれば、老後も安心でしょうし、私は遅れてしまいましたが、やる価値はあるでしょう。

 本書は、定期預金ぐらいしかお金の使い方を知らない人に、それがどれだけ損をしている上に、銀行を儲けさせているだけだということを教えてくれて、別の方法に後押ししてくれる優れた本です。ただ一回読み通せば、もういいかなということで、☆二つ。

評価 ☆☆

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2016年5月28日 (土)

山崎元『全面改訂 超簡単 お金の運用術』

点検読書200

朝日新書(2013年)刊


投資


極めて簡単だけれど、現実的にはベストに近くて、無難な資産運用の方法を紹介。給料三ヶ月分の生活資金を確保したら、リスク運用マネーは国内50%・海外50%のインデックスファンドへ投資、無リスク運用マネーは変動金利10年型個人向け国債に投資。こうした結論の上に、他の運用手段の損益を解説。


四部構成

1:超簡単お金の運用法の具体策(第一章)

2:資産運用法の理由(第二章)

3:NISA・確定拠出年金の利用法(第三章)

4:様々な投資先の評価(第四章)

コメント
 『ほったらかし投資術』が面白かったので、同著者の旧作を読んでみました。旧作と言っても、本作はその前に出ていたオリジナルの全面改定であるらしく、その面では新しいのだけど、いかんせん出版が2013年だから、2015年に出版された全面改訂版『ほったらかし投資術』よりも情報としては古い。購入すべき金融商品は、『ほったらかし投資術』を参考にした方がいいでしょう。
 本書が述べるところは、あくまで投資を趣味としないまともなサラリーマンが無理のない間違いの少ない資産運用するなら何が良いか、ということを述べています。つまり、投資にそれほど期待をしないで、銀行預金よりも増やす方法です。そのため、本書がモデルケースとしているのは、年収500万円以上のしっかりした人です。だから、投資の方法にしても、『ほったらかし投資術』の水瀬ケンイチさんのように、毎月少額でもインデックスファンドへお金を入れるという方法ではなく、いきなりおすすめ金融商品を買ってしまえ、という内容になっています。
 これは結構怖い運用法です。本書のオリジナルの2008年末版や本書の出版された2013年ならば、株価が上がっている時期なので、この方法でもとくに問題はないように思えます。しかし、現状の株式相場のように毎月の変動が激しい場合、一度の大きな金融商品を買って、それが底ならかなりの得をしますが、例えば今年の初めなどに購入してしまったら、現在までの半年間、非常にブルーな気分で過ごさなければなりません。それが、水瀬流に毎月の投資だったら、上がっている時にも買いますが、下がっている時にも買いますので、そのダメージは少ないと言えましょう。現に私も水瀬流に今月初めに少額でETFを購入したら、赤ばかりの私のポートフォリオに黒字が出ていて、少額とはいえ気分がいいです。
 そんなわけで、本書は、かなり余分な資産のある立派なサラリーマンの長期運用法について述べられたものです。そのため、現実的な投資法としては、『ほったらかし投資術』を参照した方が良いでしょう。
 しかし、第四章の「お金のあれこれ簡単レクチャー」は、参考になると思います。
 例えば、外貨預金はダメな商品。かつて、第一次安倍政権の時期までの円安から、日銀のゼロ金利政策の解除によって、円高にふれました。それでも120円台が100円ぐらいになった時期で、外貨交換所に行列ができるというのがニュースになりました。そこでお調子者の私は、さっそくドルを購入したですが、結果は御存知の通り、1ドル=80円という超円高時代に入っていったので、塩漬けタンス預金となりました。で、アベノミクスの登場によって、円安にふれます。115円ぐらいになった時に交換に行ったのですが、ほとんど為替手数料に取られてしまって、何年も寝かしていたんしては、ほんの少しの利益にしかなりませんでした。この例は、外貨預金ではありませんが、本書にも述べられているように、外貨預金は為替手数料をふんだくります。これは、全く得のしない金融商品と言えましょう。
 また、生命保険と医療保険。著者は、周囲の助けが期待できない貧しい夫婦が子供を持った時以外は入るべきではない、と指摘します。たしかに、生命保険は逆宝くじのようなもので、当たったら自分が死んでる時なのですが、そこのリスクを考えるよりも別の方法で堅実に増やした方が良さそうです。あと、医療保険ですが、保険会社から支払われるのは保険料の50%以下で、そんなものに入るなら、その分を自分で貯金した方が良いということです。また、何よりも日本の健康保険制度には高額医療費制度というものがあって、健康保険に加入していれば、自己負担はかなり少なくなるので、わざわざ保険に入る必要はないのです。
 もっとも、医療保険の補助というのは、基本的には医療費に含まれない差額ベット代5000円ぐらいが多いので、6~8人部屋で過ごすよりも、個室か少人数の部屋で快適に過ごすか、ということ関わります。だから、入っておいて損はないです。ただし入るなら、クレジットカード会社のオプションで入れる医療保険がもっとも低額ですから、それを選んだ方が良いと思います。
 あと面白かったのは、株投資におけるテクニカル分析は意味がない、とはっきりと述べているところ。たしかにテクニカル分析、チャート分析で利益を上げている人もいます。しかし、運用のプロの世界では低く見られていますし、、確実なものはないし、あったとしてもすぐに真似をされてしまって、有効性が減じてしまうという結果になるそうです。つまり、その労力に見合った利益があるかどうかは、微妙らしいのです。だとすれば、インデックスファンドへの投資か、PERをみて投資した方が無理がなく、そして、別のことに時間が割ける運用法だといいます。
 このように本書のキモは、実は第四章のさまざまな金融商品の比較検討かな、と思いました。そこを読むだけでも価値があります。

評価 ☆☆

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2016年5月21日 (土)

山崎元・水瀬ケンイチ『全面改訂 ほったらかし投資術』

点検読書196

副題は「インデックス運用実戦ガイド」
朝日新書(2015年)刊


投資


インデックス運用をする投資信託を利用することで、わかりやすくて、手間いらずで、負けない資産運用が可能になる。オリジナル版を、さらにわかりやすく、細かい疑問にも対応、税制の変化にを最大限利用する方法も解説。


五部構成

1:人はどのようにしてインデックス投資家になるのか(序章)

2:インデックス運用をする手順(第1章)

3:インデックス投資の長所・短所・心構え(第2章)

4:商品ガイド(第3章)

5:ETF運用の現場(第4章)

コメント
 
昨日の今日で手に入れてきました。

 通常の改訂版となると、オリジナルに新しい状況について章を補っているだけというものが多いのですが、本書では、看板に偽りなく全面的に改訂しています。前作では、章ごとに著者が分かれていましたが、本作では文章の中で主語を著者名として記述するという形式で、たいへん読みやすくなっております。

 さらに、私のように投資といえば個別銘柄選びという先入観があって、アクティブファンドとインデックスファンドの違いとは何ぞや、と思っていた読者にも優しく、両者はともに投資信託の手法の違いであることを繰り返し説明してくれています。おそらく投資をする人にとっては、当たり前のことなのでしょうが、結構、太字で何度も繰り返し強調してくれているところを見ると、同じような疑問を持った人が多かったのかなと少々安心しました。

 さて、オリジナル版で提唱した手法の結果が、冒頭で述べられていますが、その運用成績は95.1%だったそうです。これはかなりよい成績なのではないかと思います。もっともインデックス投資は、相場の平均値そのままなのですから、2010年の末から2015年3月というほぼ日経平均が2倍になっていることを考えれば、そのまんまという感じもします。ちなみに私の同時期の運用成績は、元本の75%増でした。もっとも、私の場合は、年金保険料を支払うのが目的ですから、年ごとに引き出しておりまして、複利がないので頑張ったほうかと思います。しかし、私も私なりに時間をかけて、銘柄選びなどをしていることを考えれば、機械的に運用しているだけで約二倍というのは、かなりの好成績と言えるかと思います。それだけの余剰資金ができると思うと、これは考慮に値します。

 本書のおすすめ運用は、国内50%、海外50%のアセットアロケーションで、国内はETF、海外はインデックス運用の投資信託を薦めております。国内の方は、信託報酬が安い分、投資信託に任せるよりも自分でETFを直接買った方が、良さそうです。では、海外分もETFにすればよいかというと、売買手数料が高く、しかも為替手数料が高いために、少額投資には向かないそうで、100万円ぐらいのまとまったお金ができてからの方が良いそうです。

 しかし、それ以前の問題として、海外ETFとはいえ、国内の株式市場で売られているため、日本国内の株価とほぼ連動していて、国内株は冴えないけど、海外の方で利益を出そうという考え方だと、あまり意味がなさそうにも思えます。この点は、海外の株で運用しているインデックスファンドの場合は、どんなものなのでしょうか。チャートをみると同じような感じがします。そうすると国内と海外で分ける理由というのが、どうも理解できません。もう少し、じっくり勉強してから、こちらには手を出そうかしらね。

 しかし、ざっくり眺めただけですが、前作よりも格段と読みやすくなっているような気がします。投資信託に切り替えるかはともかく、選択肢の一つとして興味は持ちました。

評価 ☆☆☆

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2016年5月20日 (金)

山崎元・水瀬ケンイチ『ほったらかし投資術』

点検読書195

副題は「インデックス運用実戦ガイド」
朝日新書(2010年)刊


投資


「投資が仕事でも趣味でもない人」に最適な投資方法としてのインデックスファンドは、わかりやすくて、ローコストで、プロにも負けず、しかもほったらかしでOKという手法である。これを読めば、他の金融商品などは考えずに済み、景気の良し悪しに一喜一憂することなく、のんびりと将来のリターンを待つことができる。


五部構成

1:インデックス投資家への道

2:理論面から見たインデックス運用の有用性

3:インデックス投資のやり方

4:インデックスファンド・ETFの商品ガイド

5:インデックスファンドの現場から

コメント
 年金保険料を支払う。ほとんどそのためだけに投資をやっているのですが、私、まったく一般的な投資について勉強していないんですね。始めたのが底の底であったリーマン・ショック後であったので、何を買っても上がっていったのです。そのおかげで初年度に元本の30%ぐらいの利益を上げてしまい、これでまた勉強する気が失せてしまいました。
 そして、評判の悪い民主党政権下では、たしかにつらい時期がありまして、おかげで塩漬け状態に陥り、手玉がないので、やはり勉強しても意味がないので、ほっときました。それでも、たまに上がった時に売ってましたので、年間で通すと12%ぐらいの利益が出て、「まぁ、いっか」と思っていたのでした。
 次のアベノミクス相場は、痛し痒しなのです。つまり、塩漬け銘柄は、復活して嬉しい半面、相場の上下が激しすぎて、天井で購入して、しばらくまた塩漬けになるという状態が続くということで、運用成績でいうと民主党政権下を少し上回る程度という事になってしまいました。
 民主党政権下では株価は停滞していたわけです。その停滞の中で売ったり買ったりしていたので、上がらない分、天井で買っても、そのうち元に戻るぐらいで、こちらにそれほどの痛みがないんですね。それに対して、アベノミクス相場は、相場全体は急激に上がったわけです。上がったと思ったら急激に下がるわけで、その繰り返しに付き合っていたら、手玉がなくなるというひどい目にあってしまったのです。
 しかし、これはどうしたものか。年間の日経平均はかなりの上昇なのに、私の成績は、十数%では割に合いません。これではイカンと思い、何かいい方法はないかと思って、本書を手にしました。

 本書の方針は、個別銘柄ではなく、投資信託かETFを買え、というものです。
 テクニカルであろうが、バリューであろうが、個別銘柄投資の初心者向けの本は、読んでいて別に困ることはなかったのですが、本書には、少々戸惑いました。金融商品選びにおいて、投資信託という選択肢のなかった私には、まずインデックスファンドとアクティブファンドの違いすらもよく分かりません。超初心者向けに書いてあるわけですが、まず「インデックスファンドはアクティブファンドよりも運用成績が良い」、とか言われても、何のことかよく分からないんですね。当初は、「アクティブファンドって、個別銘柄を自分で選んで投資することなのか?個別銘柄選びとどう違うの?」とか思ってしまったのです。
 もちろんそれは誤解です。つまり、投資信託選びにおいて、運用する人の自由度が高くて、その腕にかかっているちうアクティブファンドよりも、株価の平均値に合わせた運用しかしないインデックスファンドの方が実は成績が良い、ということらしいのです。投資信託というと、銀行等がおすすめするファンドや自分で運用成績が良さそうなファンドを選びがちですが、それよりも株価の平均値に徹した運用しかしないファンドを選んだ方が良い。投資において、銀行などの意見を聞くと、前者を勧めてきて損をするから、自分で証券口座を開いて、投資信託の中からインデックスファンドを自分で選んだ方が良い、ということです。
 だから、本書は投資信託をするなら、が前提となっているのですね。もちろん、水瀬さん執筆の「人はどのようにしてインデックス投資家になるか」という序章において、個別銘柄での投資は、チャート分析やファンダメンタル分析、さらには保有銘柄のネガティブな情報にふれたりすると不安になるといった、余計な時間と精神的余裕が持てなくなるから、やめた方がよいということが書かれています。
 私のように比較的にテクニカルよりも(どちらかというと)バリュー投資型で、まぁまぁな成績を上げてきた者からすると、アクティブとインデックスという投資信託内の比較よりも、個別銘柄投資との比較がもう少し欲しかったところです。
 しかし、私も水瀬さんの個別銘柄での不安というのに疲れてきたところではあります。その一方で、やはり投資信託のように他人に頼るよりも自分で運用したい私としては、本書がおすすめするETFは参考になります。つまりは、信託報酬を低く抑えて、自分のタイミングでインデクス投資をするということになるかと思いますが、個別銘柄買いに慣れた私には、こちらの方が性に合っているかもしれません。ただ、そうすると本書にあるような国内と海外で分散させるようなアセットアロケーションが外国株を買っていない私にはできなくなります。そうするとよく分からないものに手を出すよりも、そちらの方を投資信託にした方が良いのかもしれません。
 そもそもインデクス投資の手法は、株価の平均値に合わせていくのですから、米国株のようにたびたび過去最高値が出ているというようなまともな資本主義国にふさわしい投資法です。それに対して、過去に最高値があって現在はそこへなかなかたどりつけないという資本主義国としては異常な我が国の株投資としては、ふさわしくないような気もするのです。そうするとインデクス投資は、米国株を中心にして、国内は従来通りの個別を細かく売り買いするか、ETFを低いうちに買って、高くなったら売る、という通常の方法の方が良いかもしれない、という懸念もあるんですよね。
 インデクス投資にふさわしい国に一日でも早くなってほしいものですが、延期するにも遂行してしまうにも、消費税増税にこだわっている状態では難しいかもしれません。
 それはともかくとして、大変勉強になりました。と思ったら、これって旧版で、改訂版が一年前に出てたんですね。NISAがまだないとか情報古すぎ、と思っていたのですが、こちらも近いうちに読んでおくか…。

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