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ミステリー

2016年3月 6日 (日)

スティーグ・ラーソン『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下』(ハヤカワ文庫、2011年)

点検読書143

訳者は、ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利。

ネタバレがあります。


小説――ミステリー、スウェーデン。


リスベット・サランデルをめぐる『ミレニアム』、警察、検察、公安、そして公安内の特別班との暗闘の末法廷で決着を見せる。第一部の孤島のミステリーからサイコ・キラー、第二部の警察ミステリー、そして第三部はポリティカル・ミステリーから法廷ミステリーへと終末を迎える。

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2016年3月 5日 (土)

スティーグ・ラーソン『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』(ハヤカワ文庫、2011年)

点検読書142

訳者は、ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利。

ネタバレがあります。


小説――ミステリー、スウェーデン。


「女を憎悪する男たち」をテーマにするシリーズの第三作。前作に直接つながる続篇で、母を虐待した父親への復讐を果たしたリスベットは、彼女を無能力者として抹殺しつづけてきた国家機関への復讐を果たそうとする。

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2016年2月29日 (月)

スティーグ・ラーソン『ミレニアム2 火と戯れる女 下』(ハヤカワ文庫、2011年)

点検読書137

訳者は、ヘレンハルメ美穂、山田美明。

上巻はこちら

以下、ネタバレがあります


小説――ミステリー、スウェーデン。


高度なコンピュータの知識があり、高等数学の問題も難なく解けてしまう高い知能を持つリスベット・サランデルがなぜ精神病院に収容され、後見人を付けなければならない無能力者とされたのか。この背景には国家機密に関わる事件があった。

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2016年2月28日 (日)

スティーグ・ラーソン『ミレニアム2 火と戯れる女 上』(ハヤカワ文庫、2011年)

点検読書136

訳者は、ヘレンハルメ美穂、山田美明。


小説――ミステリー、スウェーデン。


「女を憎悪する男たち」をテーマにしたミステリー小説の第二作目。警察、司法、ジャーナリズム関係者までも顧客となっている未成年者への人身売買をテーマとして、前作の凄腕調査員リスベット・サランデルを主人公に据えた作品。

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2016年2月15日 (月)

乾くるみ『イニシエーション・ラブ』(文春文庫、2007年)

点検読書125

盛大なネタバレがあります。


小説――ミステリー


青春恋愛小説と思いきや、徐々に感じる違和感が最後の2行で、全く異なる読後感へと誘う。

 

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2016年2月 7日 (日)

スティーグ・ラーソン『ミレニアム1下 ドラゴン・タトゥーの女』(ハヤカワ文庫、2011年)

点検読書119

訳者はヘレンハルメ美穂、岩澤雅利。

ネタバレがあります。


小説――ミステリー、スウェーデン


「女を憎む男がここにもひとり」。リスベットがつぶやいた言葉(406頁)。本書のテーマは、女性への暴力である。そして、それは異なるものへの暴力=異性・人種・価値観・自立生計できない者などなどに対する強者から弱者への暴力が発生する社会を描き告発する。


ハリエット失踪事件を追うミカエルは、助手としてリスベットを雇う。二人はヴァンゲル家をめぐる資料を探ることで驚くべき真実へと到達した。それは、ヘンリックの長兄でナチス信奉者であったリカルドの息子ゴットフリードは連続婦女殺人犯であり、彼の死後、引き継いでいたのは、その息子であり現在のヴァンゲルグループを率いるマルティンであった。真実に到達したミカエルはマルティンに拘束されるが、リスベットにより救出される。そして、逃亡したマルティンは交通事故死する。ミカエルは、ハリエットは殺害されたのではなく、いとこのアニタを頼って逃亡したと推理し、オーストラリアで彼女に出会う。彼女はゴットフリードに性的暴行を受けており、その恐怖から彼を殺害していた。それを見ていたマルティンに脅され、彼の言いなりになるのに耐えかねて逃亡を企てたのだった。ハリエットはスウェーデンに帰国し、ヴァンゲルグループを引き継ぐが、事件の隠蔽にミカエルは悩む。その時、リスベットが、ミカエルにヴェンネルストレムのスキャンダル資料をわたし、ミカエルはそれを使って、ヴェンネルストレムへの復讐を果たす。

コメント
 全体的に復讐の話でした。悪いやつにはそれ相応の報いがあるという勧善懲悪小説でしたが、孤島のミステリーからスウェーデンとナチスという歴史の暗部を辿りつつ、シリアルキラーの話に持っていくあたり、面白く読めました。

評価
☆☆☆


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2016年2月 6日 (土)

スティーグ・ラーソン『ミレニアム1上 ドラゴン・タトゥーの女』(ハヤカワ文庫、2011年)

点検読書118

訳者は、ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利。


小説――スウェーデン、ミステリー


反人権差別の雑誌編集者の経験を生かし、雑誌編集の現場の描写、ナチスに関わりあるスウェーデンの企業家一家、そして、福祉国家の底辺における暗部を描き、それらが連環してミステリー小説として結合している。


大物実業家のスキャンダル記事をめぐる裁判で敗れたミカエル・ブルムクヴィストのもとに、老実業家ヴァンゲルから三十六年前の一族の娘の失踪事件の調査を依頼される。その報酬はあの大物実業家の致命的なスキャンダルだという。一方、背中にドラゴンのタトゥーを持つ女性調査員のリスベットは、以前調査したミカエルと依頼主との緊密な関係に疑問を持ち、調査を始めようとしていた。

登場人物
ミカエル・ブルムクヴィスト:雑誌『ミレニアム』の共同発行責任者兼記者。
エリカ・ベルジュ:『ミレニアム』の共同発行責任者。ミカエルの「愛人」。
リスベット・サランデル:フリーの調査員。後見人制度の保護観察の身。
エリック・ヴェンネルストレム:大物実業家。ミカエルに勝訴した。
ヘンリック・ヴァンゲル:老実業家。ミカエルの依頼人。
ニルス・ビュルマン:リスベットの後見人の弁護士。サディスト。

コメント
 随分前に話題になった作品で安く全巻手に入ったので、読んでみる。全世界で6000万部も売れたということは、図書館利用者や古書店ユーザーを含めると数億人が読んでると思うと読んでおいたほうがいいだろう。
 何というか、我々日本人がイメージすスウェーデンらしいというか何というか。しかし、もっとも人権を重んじ、寛容と言われているスウェーデンですら、こうした反人種差別の記者がいて、それに付随して人種差別や女性差別があるのか、と驚いたのだが、つい最近、スウェーデンで極右グループによるシリア難民を襲撃する事件があったようで(参照)、本書で書かれている問題は、現在進行形なのかと驚く。

評価☆☆☆


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